使う白髪染めが弱酸性なのかアルカリ性なのかはph値(ペーハー値)によって変わってきます。
ph値の違いで染まりやすい白髪染めと染まらない白髪染めがハッキリ分かれてくるんです。
白髪染めの効果の強さと髪への優しさは反比例していきます。

白髪染めの弱酸性とアルカリ性。効果が強いのは?
ポイント
効果が強い:アルカリ性より
効果が弱い:酸性より
肌は弱酸性の性質を持っているので、その性質に近い白髪染めほど髪にも肌にも優しいです。
でも、それだけ効果が弱くなるので白髪染めとしては使い物にならなくなっていくんです。
このバランスが難しいんですよね。
一般的にヘアカラートリートメントが毛嫌いされているのは、髪に優しくても効果が弱すぎて目的が達成できないからなんです。

ダメージゼロと言っているのでさぞかし弱酸性よりなんだと思いますよね?
ルプルプのph値を表す表を見てみると・・・?
ph値(ペーハー値)は0〜14の値まであります。
丁度ph7が中間なので『中性』と呼べます。
【ルプルプのph値は8】なんです。
よく弱酸性と勘違いされやすいのですが、ルプルプは意外にも中性、弱アルカリ性と言える位置なんです。
ヘアカラートリートメントにしては良く染まるという理由がここにあります。
ちなみに同じような白髪染めで『利尻ヘアカラートリートメント』というものがありますが、これのph値は7です。
染まり具合で比べるとルプルプのほうが効果が強いんです。
ルプルプのダメージがゼロと言われる理由は?
ルプルプのph値を見る限り、弱酸性ではありません。
そうなるとダメージゼロと言うのは言い過ぎなのかな?って感じますよね。
ここはルプルプの染め時間が関係しています。
初回の1回〜3回までの間は塗布した後の放置時間を20分〜30分くらいにするのがルプルプの効果的な使い方です。
でも、ふつうの白髪染めに比べると凄くこの時間は長いですよね?
ルプルプには2つの作用があります。
- 一つは弱アルカリ性の力で微量に髪のキューティクルをめくり染料を浸透させます。
- 海藻成分フコイダンの力で逆に髪を補修・保湿します。
強いアルカリ性を持つ一般的な白髪染めはキューティクルを大きくめくり、強い染料を浸透させてそれでおしまいです。
とても短時間で白髪を染めることができます。
ルプルプの場合は、弱い染毛力の効果を出す時間と、髪を補修する時間の両方が必要なんです。
だから、染めるための時間を長くとる必要があるんです。

でも、効果が強い。だから不思議に見えるんですよね。
実際はアルカリ性より。トリートメント効果で髪を傷めないようにしていたんです。